一階に降りると、お母さんと、新聞を見ているお父さんがいた。


「起きてたのね。.....少しでもご飯食べて行きなさいな。」


心配そうに、悲しそうに見られて、胸がぎゅっと締め付けられた。


『うん。少しだけ、食べていくね。』


無理やり笑顔をつくって、お母さんのつくったコンソメスープを少しだけ食べた。