ピピッピピピッ

重たい瞼をあげ、体を起こした。


まだふわふわしているけど、真新しい制服に袖を通して、寝癖のついた黒髪をスプレーで茶髪にした。

それから黒いカラコンを入れた。

「花夜ー?ご飯食べなさい!」


『はぁーい!』


お母さんの声がして一階に降りた。