「そっかぁ。ねぇ、白蘭って知ってる?」


知らないふりの方がいいかな。


『なにそれ? 』


するとただでさえおっきい瞳を開けて驚いていた。
「知らないの? 白蘭は、最近力をつけているチーム
僕は幹部で、このクラスには総長もいるよ。
...やっぱり、引いた、かな?」


『引いては、ないよ。 驚いただけ。』


そう言うとぱあっと笑顔になって、
「よかった! じゃあ行こう!」


うわぁなんか尻尾が見える。 子犬かお前は。
てかどこ行くのよ。