そんなある日


奏「花夜、情報が掴めた。」


『ほんと!? で、内容は?』


「......言わない。」


やっと情報が掴めたのに、おにいは私にそう言った


『どうして!!はやく潰さないと!』


「花夜!!いい加減にしろ!今まで情報が掴めずイライラしていただろう。どうせ白蘭の奴らにも八つ当たりをしてたんだろう?」


「他の奴に八つ当たりをするような奴が、橋本に勝てるだなんて思わない。..........一度橋本を頭の中から消して、遊びに行ってこい。」


海に行く約束をしていたんだろう?とおにいが言った。


おにいがこんなに怒鳴ることは珍しくて、それに言われていることは図星だった。