『うわぁぁ!』


「すごいでしょ?」


まっすぐ広がる青空

雲なんて一つもなくて、太陽が輝いていた。


『すごい。キレー。』


「ここさ、僕がよくくるんだよ。どうしようもなく苦しくなったり、消えてしまいたくなるときに。」


そう突然言った誠太は、今まで聞いたことのない声色だった。


いつも穏やかで、亜蓮をサポートしているしっかりしているはずの誠太が、急に弱々しくみえた。


『誠太......』


「亜蓮は、総長としてみんなを引っ張るすごい奴だ言葉には出さないけど、尊敬している。他のみんなもいいところがある。でも、でも。僕には自分のいいところなんて思いつかないんだ。」


そんなことない。そう言おうと思っても声にならない。