『ねぇ!寄り道ってどこに!?』


舌を噛まないようにしながら大声を出すと、


「いいとこだよ!」


それだけ言ってまたバイクのスピードを上げた。
10分くらい走らせると小高い丘の上で止まった。


うぅ、気持ちが悪い。久しぶりにあんなスピードのあんな荒い運転のバイクに乗った。


「ごめんごめん。これでもおとなしくしたつもりだったんだけど。」


『全然おとなしくなんかないと思う。』


膨れながらそういうと、苦笑しながら私の頭をポンと撫でた。


もう!子供じゃないのに!と言おうと思って前を見ると、そこには青空が広がっていた。