『花奏、夏休みの間に動く。』


「ああ。何か分かり次第連絡する。」


また聞き込みを再開しようとすると


「......花奏!」


「あんなことにはさせないから。守るからね。大事な妹を、これ以上傷つけさせない。」


『うん。 私だって。もう誰も傷つけさせない。』


電話を切ると、私は長い黒髪をなびかせ、グレーの瞳を光らせると月の光を背に路地へと消えていった