『残念。 隙だらけ。』


ニヤリと笑って、走ってくる美姫の手首めがけ足を上げた。


見事手からナイフが外れ、宙に浮いた。
落ちてきたナイフを持って、美姫に近づく。


「あ、やぁ、来ないで!」


『どうして? あなたがしてきたことをやり返しただけなのに。』


あたりは静まり返っていて、私と美姫の声だけが響いている。


腰を抜かし壁にもたれかかる美姫にナイフを振りかぶり

「っ!」


美姫の顔スレスレに刺した。
『もう二度とやんじゃねぇ。』


そう耳元で囁いて美姫から離れると、美姫は気絶していた。そんなに怖かったのかな?