「ん?ああちょっとな。 片付けをしに行ってる。」


片付け?ってなんのことだろ。


「いくぞ。」


智洋のバイクは、黒に青いラインの入ったバイクで
なんか智洋っぽかった。


「乗れよ。」


『いいの?』
だって、女の子好きじゃないんでしょ?


その言葉は、飲み込んだ。
出来るだけ態度に出さないようにしてくれてるからあまり言わない方がいいのかと思って、言わなかった。