『おにいちゃんだよ。』


「そうか。」


空気が軽くなった。


『もう帰らなきゃ。』
思いのほか時間が遅くなってしまった。


「送ってく。」


今日も亜蓮が送って行ってくれるみたい。
みんなにバイバイして、またバイクに乗せてもらう


でもやっぱり速度は遅くて、気遣ってくれてるんだと思った。


『ありがと。』


そう言うと少し照れながらバイクに乗って行ってしまった。


楽しかった、な。
少し微笑んで、私は玄関のドアを開けた。