「やっぱり最初はいきなり話しかけちゃったから驚かれたんだけど、移動教室とかお昼ごはんとか一緒にいてくれて……」
だって、こんなに胡桃が私以外の女の子のことを楽しそうに話しているのは初めて見る。
「ふふっ、そっか。よかったね」
それがなんだか少し寂しい気がする反面、自分のことのように嬉しくもあった。
やっぱり、胡桃は可愛いから。
だからきっと、胡桃とちゃんと関わってくれた小春ちゃんたちは、胡桃の良さに気づいてくれたんだと思う。
「茜ちゃんのおかげだよ!」
「え?私はなんにもしてないよ。なんなら休んでたし」
「ううん。そんなことないもん!」
まっすぐに私の目を見てくれる胡桃の瞳はどこかキラキラしている。



