「意識が出て来れないってそれじゃ、ユキが死んじゃうってこと?」
「そういうことだ。やっと分かったか」
「そんな。なんでまたそんなややこしいことに。トイラは自分の力でコントロールできないのか?」
仁はおろおろとしてしまう。
「この間まではできていたよ。だがお前が持ってきた葉っぱがいけなかった。あれに触れてしまったばかりに、俺の本来の力が目覚めてしまった。この力は太陽の玉が割れたときに吸い取られるべきだったんだ。だがあの時はユキを助けるために使ってしまった」
「でもそれは仕方がなかったというか、そうしないとあの時ユキは死んでいた」
仁はあの時の事を思い出していた。
「分かってる。それは俺も望んだことだし、それしかユキを助ける方法はなかった。だが、またこうやって新たな問題にでくわしてしまった。だからこういうことになる前に、黙ってユキから出て行きたかったんだ」
「それじゃまた僕のせいなのか。僕がいつもユキを苦しめてしまう」
首をうなだれる仁。
「仁を責めているんじゃない。それに矛盾してるけど、ユキと心通わせたことは実は俺にとっても嬉しかったんだ。俺だってこんなことになってしまってかなりこんがらがってる。とにかく早くなんとかしなくては」
「僕は一体何をしたらいいんだ。今聞いたことを正直に話してもユキのことだ、きっと支配されてもいいっていうに決まってる」
「まずはユキを病院につれていけ。それとカジビっていう奴を捜すのを手伝ってくれ」
急に聞きなれない名前がでてきたので仁は不思議に思った。
「そういうことだ。やっと分かったか」
「そんな。なんでまたそんなややこしいことに。トイラは自分の力でコントロールできないのか?」
仁はおろおろとしてしまう。
「この間まではできていたよ。だがお前が持ってきた葉っぱがいけなかった。あれに触れてしまったばかりに、俺の本来の力が目覚めてしまった。この力は太陽の玉が割れたときに吸い取られるべきだったんだ。だがあの時はユキを助けるために使ってしまった」
「でもそれは仕方がなかったというか、そうしないとあの時ユキは死んでいた」
仁はあの時の事を思い出していた。
「分かってる。それは俺も望んだことだし、それしかユキを助ける方法はなかった。だが、またこうやって新たな問題にでくわしてしまった。だからこういうことになる前に、黙ってユキから出て行きたかったんだ」
「それじゃまた僕のせいなのか。僕がいつもユキを苦しめてしまう」
首をうなだれる仁。
「仁を責めているんじゃない。それに矛盾してるけど、ユキと心通わせたことは実は俺にとっても嬉しかったんだ。俺だってこんなことになってしまってかなりこんがらがってる。とにかく早くなんとかしなくては」
「僕は一体何をしたらいいんだ。今聞いたことを正直に話してもユキのことだ、きっと支配されてもいいっていうに決まってる」
「まずはユキを病院につれていけ。それとカジビっていう奴を捜すのを手伝ってくれ」
急に聞きなれない名前がでてきたので仁は不思議に思った。



