恋の宝石ずっと輝かせて2

「トイラはどうしたの? 仁はどうなっちゃうの?」

 ユキがおどおどとしていると、亀が痩せこけた初老の姿と変わり、優しい眼差しでユキを見つめていた。

「ニシナ様、お怪我はございませんか」

 キイトの姿のままでカジビは頭を下げた。

「おお、カジビ。私は大丈夫だ。とにかくこのお嬢さんに説明してやりなさい」

「はい」

 ユキは落ち着きなく慌てていると、カジビはユキの手をとってそこに赤石をのせてやった。

 そのとたん目の前にトイラが走っている姿が映った。

「トイラ!」

「ユキ、今君はトイラと仁がいる世界を覗いているんだ」

 カジビの声が耳元で聞こえる。

「彼らには君が見えないが、ユキはふたりの姿を見ているんだ」

 ユキは涙を溜めながらそれを見ていた。