「ふたりの邪魔をして申し訳ないのだが、仁の意識が戻らない。かなりダメージを受けたのかもしれない」
ユキはここに仁が居たことを知らなかった。
側で汚れて倒れている満身創痍の仁を見つめ顔を青ざめた。
「仁の奴、カネタからユキを守ろうと必死だったんだ」
トイラがやるせなく呟いた。
「仁……仁!」
ユキは仁が死んでしまうのではと恐ろしく怯えた。
楓太も何とかしたくて仁の頬を舐めていた。
その時、仁のパンツのポケットが光を帯びたと同時に、仁の額に記号のような文字が浮かび上がった。
カジビがはっとしてポケットに手を入れて石を取り出した。
白だと思っていた石が、今では赤みをさしていた部分が益々赤く広がり、殆ど赤い石になりつつあった。
「仁がもってたのか」
カジビの声が震えていた。
「おいっ、どういうことなんだ? カジビ、説明してくれ。仁は危ない状態なのか?」
「えっ、キイトがカジビ?」
ユキはこんがらがっていた。
カジビは説明しようと落ち着いて話し出した。
「ああ、仁の命は今かろうじてこの石が繋ぎとめている。これが本当の赤石だ」
ユキもトイラもカジビの掌にのっていた石を見て目を見張った。
「じゃあ、そっちの赤いルビーみたいな石が偽物なのか」
トイラはもう一つの赤石を見ていた。そっちの方がルビーらしく見えていた。
「これは偽物というより、キイトの命の結晶だ」
カジビは過去にあった本当の話を語る。
ユキはここに仁が居たことを知らなかった。
側で汚れて倒れている満身創痍の仁を見つめ顔を青ざめた。
「仁の奴、カネタからユキを守ろうと必死だったんだ」
トイラがやるせなく呟いた。
「仁……仁!」
ユキは仁が死んでしまうのではと恐ろしく怯えた。
楓太も何とかしたくて仁の頬を舐めていた。
その時、仁のパンツのポケットが光を帯びたと同時に、仁の額に記号のような文字が浮かび上がった。
カジビがはっとしてポケットに手を入れて石を取り出した。
白だと思っていた石が、今では赤みをさしていた部分が益々赤く広がり、殆ど赤い石になりつつあった。
「仁がもってたのか」
カジビの声が震えていた。
「おいっ、どういうことなんだ? カジビ、説明してくれ。仁は危ない状態なのか?」
「えっ、キイトがカジビ?」
ユキはこんがらがっていた。
カジビは説明しようと落ち着いて話し出した。
「ああ、仁の命は今かろうじてこの石が繋ぎとめている。これが本当の赤石だ」
ユキもトイラもカジビの掌にのっていた石を見て目を見張った。
「じゃあ、そっちの赤いルビーみたいな石が偽物なのか」
トイラはもう一つの赤石を見ていた。そっちの方がルビーらしく見えていた。
「これは偽物というより、キイトの命の結晶だ」
カジビは過去にあった本当の話を語る。



