5
「こんなところでどうかしたのかい?」
いきなり後ろから声を掛けられ、仁の胸はドキッと跳ね上がる。
振り返れば、さっきまで誰も居ないと思っていたのに人影が浮かび上がっていた。
「君は昼間会ったジンだろ? 一体こんな遅くにここで何をしてるんだ?」
仁はきょとんとして、その人物に近づくとそれがカネタだということがわかった。
「あっ、どうも、こんばんは」
知ってる人と分かると仁は安心した。
「おお、こんばんは」
しかし、カネタは怪しんでいる様子。
こんな夜中にうろうろしてたら誰でもそう思うだろう。
自分がここで一体何をしているのかあまり悟られたくなかったのもあったので、その後会話が続かず誤魔化すように仁はヘラヘラしだした。
しかし、暗闇のせいでよく見えずなんの効果もなかった。
カネタは好奇心から仁に質問する。
「一体どうしたというんだ? 名前を呼んでたみたいだけど、誰か人でも探しているのかい?」
「あっ、はい。その、あの、ちょっと人とはぐれてしまって……あっそうだ、カネタさんはこの辺りで自転車に乗った女の子見かけませんでしたか?」
「いや、見かけなかったけど。こんなところでデートでもしてたのか?」
「いえ、その、そういう訳じゃないんですけど。あのなんていうか、夏の自由研究の宿題で調べものをしていて」
咄嗟についた嘘だったが、最も怪しまれない真っ当ないい訳だと仁自身思っていた。
「ふーん、それで何を調べてたんだい?」
「えーと、この町に伝わる古くからの神話というのか民話みたいな話にそって、山神様について調べようとしてたんです。この辺りはそういう発祥のところだから、何か面白いものがないか探していたら、すっかり遅くなってしまって」
「そっか、それはご苦労なことで」
カネタがあっさりと信じたので、何か情報を得るためにも仁は少し突っ込んで聞いてみた。
「あっ、そうだ、カネタさんは何かそのことについてご存知なことはないですか?」
「こんなところでどうかしたのかい?」
いきなり後ろから声を掛けられ、仁の胸はドキッと跳ね上がる。
振り返れば、さっきまで誰も居ないと思っていたのに人影が浮かび上がっていた。
「君は昼間会ったジンだろ? 一体こんな遅くにここで何をしてるんだ?」
仁はきょとんとして、その人物に近づくとそれがカネタだということがわかった。
「あっ、どうも、こんばんは」
知ってる人と分かると仁は安心した。
「おお、こんばんは」
しかし、カネタは怪しんでいる様子。
こんな夜中にうろうろしてたら誰でもそう思うだろう。
自分がここで一体何をしているのかあまり悟られたくなかったのもあったので、その後会話が続かず誤魔化すように仁はヘラヘラしだした。
しかし、暗闇のせいでよく見えずなんの効果もなかった。
カネタは好奇心から仁に質問する。
「一体どうしたというんだ? 名前を呼んでたみたいだけど、誰か人でも探しているのかい?」
「あっ、はい。その、あの、ちょっと人とはぐれてしまって……あっそうだ、カネタさんはこの辺りで自転車に乗った女の子見かけませんでしたか?」
「いや、見かけなかったけど。こんなところでデートでもしてたのか?」
「いえ、その、そういう訳じゃないんですけど。あのなんていうか、夏の自由研究の宿題で調べものをしていて」
咄嗟についた嘘だったが、最も怪しまれない真っ当ないい訳だと仁自身思っていた。
「ふーん、それで何を調べてたんだい?」
「えーと、この町に伝わる古くからの神話というのか民話みたいな話にそって、山神様について調べようとしてたんです。この辺りはそういう発祥のところだから、何か面白いものがないか探していたら、すっかり遅くなってしまって」
「そっか、それはご苦労なことで」
カネタがあっさりと信じたので、何か情報を得るためにも仁は少し突っ込んで聞いてみた。
「あっ、そうだ、カネタさんは何かそのことについてご存知なことはないですか?」



