「もしかして、これが赤石?」
仁が言ったが、ユキはそうとは思えなかった。
「それにしても色が白い。赤石はルビーだって言ってなかった? それにキイトがどうして赤石を盗もうとするの? 守ろうとしている立場でしょ」
「そうだけど。まさか、赤石を狙ってるのはキイトであり、キイトが嘘をついている?」
仁はこんがらがる。
「じゃあ、やっぱり私が見たあの男はカジビだったの? カジビはこの石を守ろうとしていたの? だったらなぜ姿を隠す必要があるの?」
「いや、こうとも考えられる。キイトもカジビもどちらも赤石を狙って争っていた。そしてキイトは嘘をついて赤石を手に入れるチャンスを狙っている……」
「でも、キイトは悪い人じゃないと思う」
ユキははっきりと言い切った。
「わからないぞ、ジークだって最初はいい奴に思えただろ」
「そ、それはそうだけど、でもこの石はどう見てもルビーじゃないけど」
「そうだよな。これは赤石じゃない。じゃあ、一体どうなってるんだ?」
仁は腕を組んで首を傾げた。
「もしかしたら、白石とかいって、太陽の玉と月の玉のように対になってるとか」
「ありえるかもしれない。じゃあ、だったらやっぱりこれを盗もうとしていたキイトには詳しい事訊けないな。この石のことが分かるまで黙っていた方がいい」
二人は訳が分からなくなって石を見つめるしかその時はできなかった。
仁が言ったが、ユキはそうとは思えなかった。
「それにしても色が白い。赤石はルビーだって言ってなかった? それにキイトがどうして赤石を盗もうとするの? 守ろうとしている立場でしょ」
「そうだけど。まさか、赤石を狙ってるのはキイトであり、キイトが嘘をついている?」
仁はこんがらがる。
「じゃあ、やっぱり私が見たあの男はカジビだったの? カジビはこの石を守ろうとしていたの? だったらなぜ姿を隠す必要があるの?」
「いや、こうとも考えられる。キイトもカジビもどちらも赤石を狙って争っていた。そしてキイトは嘘をついて赤石を手に入れるチャンスを狙っている……」
「でも、キイトは悪い人じゃないと思う」
ユキははっきりと言い切った。
「わからないぞ、ジークだって最初はいい奴に思えただろ」
「そ、それはそうだけど、でもこの石はどう見てもルビーじゃないけど」
「そうだよな。これは赤石じゃない。じゃあ、一体どうなってるんだ?」
仁は腕を組んで首を傾げた。
「もしかしたら、白石とかいって、太陽の玉と月の玉のように対になってるとか」
「ありえるかもしれない。じゃあ、だったらやっぱりこれを盗もうとしていたキイトには詳しい事訊けないな。この石のことが分かるまで黙っていた方がいい」
二人は訳が分からなくなって石を見つめるしかその時はできなかった。



