恋の宝石ずっと輝かせて2

「だから、カジビを探して、トイラを人の姿に……」


 ──ユキ、よく考えろ。それは絶対上手くいかない。


「……あっ、またいい終わらないうちに。何よ、どうして上手く行かないのよ。カジビに訊いてみなければわからないじゃない」


 ──落ち着いて考えるんだ。ユキなら分かるはずだ。俺が何を恐れているか。俺の愛してるユキなら絶対分かるはずだ。


 ユキはトイラの言葉に声が詰まった。

 トイラが恐れている理由。

 今のユキには理解できない。

 しかし、トイラは愛情を持ってユキに必死に語りかけている。 

 落ち着くしかなかった。


「お互いの意見は最後で合わないけど、途中までは一致するわ。とにかくカジビを見つけないといけないということ。この話の続きはカジビを見つけてから話し合わない?」


 ──そうだな。カジビを見つけるところまではお互い同意だ。続きはその後だ。そうと決まったら、さっさと飯を食え。腹が減ってたら何もできないぞ。


「うん、そうだね。しっかりと食べる。トイラの分まで」

 ユキは立ち上がり、冷蔵庫を開けて覗き込む。

 トイラにしっかりと見せ付けるように材料を力強く取り出した。