「もう、いいよ。
大丈夫だから。」


「朱音…」


私は、もう、大丈夫。
お姉ちゃん、それに、翔がいてくれるから…


「でも、どうしよう。
私たち、住む場所ないよ…」


高校の近くの家はまだ、住めない…