寝相がかなり悪いコウタ。

着ていた毛布を蹴飛ばして

ベットの隅で寒そうに丸くなる。


はだけた毛布を肩まで着せて

髪を撫でる。


子供みたいに口を開けて寝息を立てるコウタ。


無防備な寝顔が

どうしようもなく

愛しい。




この寝顔がみたくって

あたしは毎週

コウタが起きる前に

この部屋にやってくる。


服や雑誌で散らかった部屋を

軽く片付けて

キッチンに向う。



入れたコーヒーを持って

またコウタが眠るベットに寄り掛かる。