時間にすると、一分程度だったかもしれない。
夢のような甘いキスが終わりを告げて。
私はくたっと、秀哉の肩におでこをもたれた。
肩で息をしている秀哉。
私も呼吸が乱れていた。
繋いだ手はいつの間にかソファーの上に落ちていたけど。
その手は離れていなかった。
「秀哉……」
「ん……」
こんなに近くで秀哉の声がするなんて。
なんだかまだ夢の中にいるみたい。
「これって、何かな……?」
友達同士なのに、キスをして。
まだ手を繋いだままだなんて。
「それは、俺も聞きたい……」
思わず、クスッと笑ってしまった。
「説明つかないんだ……」
「菜穂もだろ……?」
「私は……」
説明出来るよ。
秀哉のことが好きだから。
だから、キスをした。
いや、違うな。
しようと思って、そうなったわけじゃない。
勝手に吸い寄せられた。
そう言った方が、正しいかも。
「ねぇ……」
「ん?」
はぁと長い息を吐くと、私は秀哉のおでこに肩を乗せたまま言った。
「前にも、同じことがあったよね……」
夢のような甘いキスが終わりを告げて。
私はくたっと、秀哉の肩におでこをもたれた。
肩で息をしている秀哉。
私も呼吸が乱れていた。
繋いだ手はいつの間にかソファーの上に落ちていたけど。
その手は離れていなかった。
「秀哉……」
「ん……」
こんなに近くで秀哉の声がするなんて。
なんだかまだ夢の中にいるみたい。
「これって、何かな……?」
友達同士なのに、キスをして。
まだ手を繋いだままだなんて。
「それは、俺も聞きたい……」
思わず、クスッと笑ってしまった。
「説明つかないんだ……」
「菜穂もだろ……?」
「私は……」
説明出来るよ。
秀哉のことが好きだから。
だから、キスをした。
いや、違うな。
しようと思って、そうなったわけじゃない。
勝手に吸い寄せられた。
そう言った方が、正しいかも。
「ねぇ……」
「ん?」
はぁと長い息を吐くと、私は秀哉のおでこに肩を乗せたまま言った。
「前にも、同じことがあったよね……」



