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「はい、お茶」
「ありがと」
ペットボトルのお茶があるけど、食後は熱いお茶がいいかなと思って秀哉に手渡した。
「ん、うま。ちょうどいい熱さ」
「そう? それなら良かった」
ソファーに座る秀哉の隣に腰を下ろして、私もお茶を口にした。
飲むと、なんだかちょっとだけホッとした。
あの後、私達は食事に行くどころではなくなってしまって、結局コンビニでお弁当を買って秀哉の部屋で食べることになった。
秀哉の部屋には、久しぶりに来たけど。
相変わらず、落ち着いた綺麗な部屋だ。
「それにしても、ビックリした。
崎田君って、菜穂の事が好きだったんだな。
もしかして、もう既に告白されてた?」
「あー、うん……」
「それならそうと、話してくれたら良かったのに。
毎週会ってんだから」
「ごめん。でも、そういうことって話しづらい。
秀哉だって、誰に告白されても言わないでしょ?
それと同じだよ」
「あー、そうか。それもそうだな」
そう呟くと、秀哉は持っていたカップをカタンとテーブルの上に置いた。
「それより、ごめんね……。
秀哉に好きな人がいるって、崎田君に話しちゃって。
相手が梨華だとは言ってないから、安心して」
私はそのことがひどく気がかりで、さっきからずっと不安だった。
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「はい、お茶」
「ありがと」
ペットボトルのお茶があるけど、食後は熱いお茶がいいかなと思って秀哉に手渡した。
「ん、うま。ちょうどいい熱さ」
「そう? それなら良かった」
ソファーに座る秀哉の隣に腰を下ろして、私もお茶を口にした。
飲むと、なんだかちょっとだけホッとした。
あの後、私達は食事に行くどころではなくなってしまって、結局コンビニでお弁当を買って秀哉の部屋で食べることになった。
秀哉の部屋には、久しぶりに来たけど。
相変わらず、落ち着いた綺麗な部屋だ。
「それにしても、ビックリした。
崎田君って、菜穂の事が好きだったんだな。
もしかして、もう既に告白されてた?」
「あー、うん……」
「それならそうと、話してくれたら良かったのに。
毎週会ってんだから」
「ごめん。でも、そういうことって話しづらい。
秀哉だって、誰に告白されても言わないでしょ?
それと同じだよ」
「あー、そうか。それもそうだな」
そう呟くと、秀哉は持っていたカップをカタンとテーブルの上に置いた。
「それより、ごめんね……。
秀哉に好きな人がいるって、崎田君に話しちゃって。
相手が梨華だとは言ってないから、安心して」
私はそのことがひどく気がかりで、さっきからずっと不安だった。



