「もう、終わりにしませんか?」
「え……?」
「五年でしょう? いい加減やめましょうよ」
「崎田君……」
「思い切って告白して、キッパリと振られてしまうのはどうですか?」
思わず、「はぁ?」と声を荒げた。
「無理無理! 告白なんて、今更……」
秀哉を困らせたくないし。
気まずくなって、友達でいられなくなるのも嫌だ。
「出来ないんだったら、もう距離を置くべきです」
「距離……?」
私の言葉に、崎田君がゆっくりと頷いた。
「だって、そうしないと菜穂さん。
女としての幸せを味わえないまま、どんどん老けていってしまいますよ」
「ちょっ、失礼ねぇ!」
あぁ……でも、それは紛れもない事実か。
「秀哉さんがなかなか恋人を作らないから、踏ん切りがつかないんでしょう?
でも、そんなの待ってたって、どうしようもないじゃないですか」
それは、秀哉にも同じことを言ってやりたい。
梨華が振り向くのを待っていたって、無駄だよって。
でも、それは私こそがそうなのかもしれない。
「毎週会っているから忘れられないんですよ。
会わなくなれば、少しは冷静になれます。
僕が協力しますから。
新しい一歩を踏み出してみませんか……?」
「え……?」
「五年でしょう? いい加減やめましょうよ」
「崎田君……」
「思い切って告白して、キッパリと振られてしまうのはどうですか?」
思わず、「はぁ?」と声を荒げた。
「無理無理! 告白なんて、今更……」
秀哉を困らせたくないし。
気まずくなって、友達でいられなくなるのも嫌だ。
「出来ないんだったら、もう距離を置くべきです」
「距離……?」
私の言葉に、崎田君がゆっくりと頷いた。
「だって、そうしないと菜穂さん。
女としての幸せを味わえないまま、どんどん老けていってしまいますよ」
「ちょっ、失礼ねぇ!」
あぁ……でも、それは紛れもない事実か。
「秀哉さんがなかなか恋人を作らないから、踏ん切りがつかないんでしょう?
でも、そんなの待ってたって、どうしようもないじゃないですか」
それは、秀哉にも同じことを言ってやりたい。
梨華が振り向くのを待っていたって、無駄だよって。
でも、それは私こそがそうなのかもしれない。
「毎週会っているから忘れられないんですよ。
会わなくなれば、少しは冷静になれます。
僕が協力しますから。
新しい一歩を踏み出してみませんか……?」



