「梨華……」
「ん?」
「秀哉のこと、解放してあげてくれないかな……」
私の言葉に、黙り込んでしまう梨華。
ものすごい執念でここまで来て、今さら引き返せない気持ちもわからないでもないけど。
もう限界だっていうことは、梨華だってわかっているはずだから……。
「プロポーズした秀哉に責任があるって、梨華はずっと主張してたけど。
でも、逆に言うと。
秀哉がプロポーズしてくれたからこそ、梨華は赤ちゃんを産む決意が固まったとも言えない?
だから秀哉は、お金を搾取する相手じゃなくて。
赤ちゃんを産む覚悟を決めさせてくれた、感謝すべき人なんじゃないかな……」
「ん?」
「秀哉のこと、解放してあげてくれないかな……」
私の言葉に、黙り込んでしまう梨華。
ものすごい執念でここまで来て、今さら引き返せない気持ちもわからないでもないけど。
もう限界だっていうことは、梨華だってわかっているはずだから……。
「プロポーズした秀哉に責任があるって、梨華はずっと主張してたけど。
でも、逆に言うと。
秀哉がプロポーズしてくれたからこそ、梨華は赤ちゃんを産む決意が固まったとも言えない?
だから秀哉は、お金を搾取する相手じゃなくて。
赤ちゃんを産む覚悟を決めさせてくれた、感謝すべき人なんじゃないかな……」



