君と近づく春



家庭科の授業で、裁縫の課題に取り組んでいた時のことだ。


裁縫など殆どしない私は、一人でにミスを連発していた。


二回も三回も糸を解き直して、精神もズタズタ。


加えて同じ班のメンバーに


「これなら高宮さんに勝てるかもしれない!」


とよくわからない対抗心を燃やされる始末だ。