君と近づく春



改札前で待っていた私は、仙崎くんが既に来ていることを告げられた。


辺りを見回すと、少し離れたベンチの前でこっちを見ていた彼と目が合った。



「おはよう」


「おはよう」


緊張して、そんなことしか言えない。


乱れているかもしれない髪の毛を直して、私は目の前の仙崎くんをみた。