放課後、図書室で君と。






「恋って凄く素敵なんですね。仁奈ちゃん、すごく可愛い顔してた…私もいつか恋に落ちることあるのかな…?」

「ひよりちゃんも、私も、誰でも恋に落ちると思うよ。」

「そうだよね!楽しみです。」

「でも、楽しいだけじゃないよ。ヤキモチ妬いたり、相手の嫌なとこ知って怒って傷ついたり。そうゆうのも、恋にはついてくるからね。」


私は今までの恋愛を振り返ってみていた。
初恋は苦い思い出だし、中学のときは楽しくない恋ばかりだった。


「奈々ちゃんも、恋したことあるんですね…私だけか…恋する気持ちがわからないのは。」

「ふふ。大丈夫だよ、焦らなくても。気付いたら好きになってたりするものだから。」

「そうなんですかね…」

「そうだよー!恋に恋しすぎると、本物の恋見落としちゃうからね。だから、ほんとに焦っちゃダメダメ。」


私は、ひよりちゃんの肩をポンポンと2回叩いた。
焦って誰かを好きにならなくてもいいよ、と思いを込めて。


「お待たせ〜。って、もう、こんな時間!」

「時間が経つのは早いね。」

「そうですね。それじゃ、私達はお暇しましょう!」

「なんか、私の話ばっかりになってごめんね。ひよりちゃん、奈々。」

「ぜんぜん!恋話楽しかったからいいの!今度、紹介してね。」

「もっちろん!」


そう約束を交わして私と、ひよりちゃんは仁奈の家から帰っていった。