それからは、あやふやのまま私の恋愛相談はそれっきりしなかった。
そして、1週間があっとゆう間に過ぎていった。


「いよいよだね…って、奈々!?大丈夫?」


私は目を瞑り、手を顔の前で組んで祈っていた。


入ってたら、モヤモヤのまま白石祐陽との関係は消える。
入らなかったら、白石祐陽との関係は消えることなく、増えることになる。


複雑だ…
入ってたら、嬉しいけれど白石祐陽の気持ちを知ることはこの先二度とないだろう。


入らなかったら、入らなかったで悔しいし、そして何より白石祐陽を今は気になって見れないだろう。


先生が掲示板に順位の書かれた紙を張り出す。
そこに、1組〜3組の生徒が群がる。
ちなみに、4組の生徒はほとんど興味も沸かないらしくいない。


「割合的には、特進科が多いよ!」

「やったぜ!俺、三組なのに入ったぜ!」

「やっぱり、一番は彼だったね〜」


私は、それを聞き一番を見た。
そこには、白石祐陽とゆう文字が書かれていた。


私の名前は…あっ…
仁奈の名前見つけた!すごいな。
でも…


「おい!」


その言葉が発せられた瞬間、周りが凍りつき、息を呑むのが伝わった。