そこから自傷行為は始まった。
最初、自傷とかそういうの知らずに、右手の小指の横をカッターで軽くたくさん傷つけた。
親にバレないと思ったら気付かれて、それ何?って聞かれて猫に引っかかれたって答えてた。
その時はそれで終った。

最初はあまり傷つけることしなかった。
だけど、友達増えて、彼氏ができたりして来た頃、親の虐待は増していって親より先に寝てると蹴られたり、家事してないと蹴られたり、弟をお風呂に入れてご飯あげてないと怒られて、帰りが遅くなると追い出され、手足縛られご飯を犬食いさせられたり、教科書捨てられそうになったり、勝手に私のもの捨てられたり、そんな事が多くなってきて、10月から半年切ってなかったのが、次は手首とか腕傷つけるようになって、私にとっての自傷行為は他の人と違う意味を持った。
お腹が空いたときに切れば空腹は満たされ、起きるときに切れば目覚まし代わりに、睡魔を催したときに切れば目が冴え、寝るときは寝るときで睡眠薬代わりに、辛いことがあれば癒やす為に切り、頑張るために、ムチの代わりに切り、頑張ったご褒美として切り、ほとんどが欲を満たすためのものとなった。

気付いてほしいとか、そういうのもあったりするけど、欲を満たすために切るってのが強い。