「神崎家は、響ちゃんを使って何をしていたんでしょう。」

「この世界から音を音楽をなくす………ことかな。」
と、キョウが言いました。

「世界から音を音楽をなくす!?けど、とうしてそれをキョウは知っているのですか?」

「響の演奏で”皆”の輝きが頂点に達した時に……見えたんだよね。」

「10年前の6歳の時……だね。」

「そう。未来が見えたんだ。それで知っている。だから、オレは皆に記憶を思い出してもらおうとした。あのまま神崎家の言う通りにしてたら、つまらない世界になってしまうからな。」

「そうだったんだ。キョウも、皆も苦しんだんだね。」

「………私は……あの人達に……いえ、お父様、お母様、お兄様、お姉様達に立ち向かおうと思います。隼人と心愛に謝ってもらおうと思います。」

「響……」

「響ちゃん……」

私「だから、私は神崎家に…実家に帰ります。」

「響オレも一緒に行くよ。」

「僕も!」

「私も!1人じゃ出来なくても皆がいれば何とかなるよ!」

「皆、ありがとう。神崎家に行きましょう」

「おう!」

そして、今度こそ心の壁を開くんだ。