「やるじゃん。響」

「はい。キョウもなかなかやりますね。」

「会いに来てくれて嬉しいよ。」

と、キョウは言って私を抱き寄せました。

「”待ってる””会いに来て”って言ったのはどこの誰でしたっけ?」

「オレだな。」

「それに……絶対に……見つけるって約束しましたから。約束……ま、守り……ましたよ。」

泣いたらダメだ。泣いたらダメだ。……って思っていましたのに………

「泣くなよ。」

私の耳元で言ってくれます。

「泣いてないもん。汗だもん。」

「心配かけたな。」

そう言って、私の頭を撫でてくれます。凄く落ち着きます。癒されます。私はきっと……キョウの事が………

「うん。」

私はいつの間にか、子供のような口調になっていました。彼等と再び会って私は、少しづつタメ口になっています。

凄く今幸せだと思います。