〜心愛and隼人〜

「今、沢山の音が重なった気がします。」

「それ、私も思ったよ。きっと、響やキョウも一緒に演奏していたんだよ。昔みたいに」

「昔…みたいに。また、4人で会えるといいですね……けど、キョウは今……」

〜オレand私〜

「また、皆で演奏しましょう!」

「そうだな。」

「勿論、キョウもだよ。4人で演奏するのです。昔みたいに」

「……昔……みたいに……それ、凄く楽しみだよ。」

「だから、キョウ現実世界で会いましょう?」

「えっ!?」

ねぇ、響。それ、本当に言っているの?オレ、自惚れてもいいの?

「私が絶対に見つけます。キョウは、私がキョウを救ったって言ってくれましたけど、私だって、キョウに救われていたんです。私は、もう逃げません。立ち向かいます。だから……」

……君はやっぱり強いよ。君は唯一無二の存在さ。だから、後は頼んだよ。オレを見つけて

「分かったよ。オレは自分の体に戻るよ。だから、絶対にオレを見つけて」

「絶対に見つけます!!」

「約束な!」

「はい!!」ニコッ