「……お、お父様達は考えた事がありますか?……お父様達がしている事は……音を音楽をなくそうとしている事は……私達…人間から個性をなくすってことなんです。」
「それがなんなんだ。いい事だろ。個性がなくなれば争いごとがなくなる。平和に過ごせる」
「平和……ですか。本当にそうなんですか?私は……たとえそれが平和に繋がるとしても嫌です。この世界から音がなくなるって事は私達は声もなくなるってことです。今も喋っているこの声も音です。誰一人として同じものを持っていない自分だけの唯一無二のものなんです。それでも、お父様達は世界から音を音楽をなくすのですか?」
「なっっ!!」
「だが、響お前はどうやってこれを止める?」
「本当は私……どうでもいいんです。ただただ私は、お父様達に認めて貰いたかっただけです。」
「認める……だと?」
「それがなんなんだ。いい事だろ。個性がなくなれば争いごとがなくなる。平和に過ごせる」
「平和……ですか。本当にそうなんですか?私は……たとえそれが平和に繋がるとしても嫌です。この世界から音がなくなるって事は私達は声もなくなるってことです。今も喋っているこの声も音です。誰一人として同じものを持っていない自分だけの唯一無二のものなんです。それでも、お父様達は世界から音を音楽をなくすのですか?」
「なっっ!!」
「だが、響お前はどうやってこれを止める?」
「本当は私……どうでもいいんです。ただただ私は、お父様達に認めて貰いたかっただけです。」
「認める……だと?」


