「貴方、どうするの?」

「バレたとしても、例の計画は実行するまでだ。」

「さっすがーお父様。」

と、呑気に会話をしているお母様とお父様とお兄様。

「……その計画は……”世界から音を音楽をなくす”……ですよね?」

「それを知ってお前はどうする?」

お父様……全然焦っていません。これは、想定内のことだったってことでしょうか。何をしたって私のやるべき事は1つです。

「……私は、止めます。お父様達が作ったこの計画を私は止めます。」

「だが、どうやって止めるというのだ?」

「……それは………」

どうやって止めましょう。ずっと考えてはいましたがなかなか答えには辿り着きません。

「どうするの?響……てか、もう遅いよ。もう、始まっている」

お兄様…それは、本当なの!?
うそ……でしょう。
これじゃ……此処に来た意味がない。