俺は櫂に電話をかけ応援を呼んだ。
そうこうしている間にもどんどん難波さんの顔色が悪くなっていき、ついには倒れてしまった。

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「……"治療"、完了。」

1時間後。
難波さんは病院で、
櫂の"治療"によって目覚めた。

「…矢崎は？……無事か？」
「難波さぁぁあんっ！！」

ぼろぼろと涙を零す矢崎さんを発見した難波さんは、彼女の頭を撫でた。

難波さんは警察だ。
"国への貢献者"とゆう、櫂の治療条件に該当する為"治療"を受ける事ができた。

櫂と俺は目を合わせ、矢崎さんと難波さんを少し二人きりにしてやろうと病室を出ると、烏丸が珍しく心配そうな顔をして立っていた。