ーガチャ…。
「おはようございます。
…黒田代表、またセクハラしてるんすか?」
裏口から1人、金髪ロン毛のチャラそうな男が入ってきた。
「おはよう忍くん!人聞き悪いなぁ。
体入の"斗真くん"だ。そうだ、君に指導係頼もうかな。俺はトイレ…」
「はーい。」
ダルそうな返事で俺を横目で見てきたが、俺はあくまでも"真面目で礼儀正しい兄さん"を演じた。
「よろしくお願いします!」
「うん。君、黒田代表の好みっぽいから
食われないように気をつけなね?」
「忍」と呼ばれたそいつは、
素っ気ないが何気に気遣ってくれた。
優しい…のかもしれないが、危険な特性保持者が誰かも分からない今は安心できない。
その後しばらく、俺は円香と顔を合わすことも無く1時間ほど指導を受けた。
「おはようございます。
…黒田代表、またセクハラしてるんすか?」
裏口から1人、金髪ロン毛のチャラそうな男が入ってきた。
「おはよう忍くん!人聞き悪いなぁ。
体入の"斗真くん"だ。そうだ、君に指導係頼もうかな。俺はトイレ…」
「はーい。」
ダルそうな返事で俺を横目で見てきたが、俺はあくまでも"真面目で礼儀正しい兄さん"を演じた。
「よろしくお願いします!」
「うん。君、黒田代表の好みっぽいから
食われないように気をつけなね?」
「忍」と呼ばれたそいつは、
素っ気ないが何気に気遣ってくれた。
優しい…のかもしれないが、危険な特性保持者が誰かも分からない今は安心できない。
その後しばらく、俺は円香と顔を合わすことも無く1時間ほど指導を受けた。



