「Last note」〜特性を持つ者へ〜4

「……ん?」「……あぁん!?」

難波さん……今サラリと矢崎さんに
告った……のか??

2人は顔を見合わせて、違和感を辿ってるようだ。
とゆうか難波さんは今自分が告った事を自覚していないようだ。
烏丸は相変わらずまだ、爆笑している…。

「よし、決めた。」

1度怒鳴ってこの場を鎮めようと思った俺だが、
レナさんの"成長して欲しい"発言を思い出して深呼吸して言った。

「犯人は特性保持者みたいだし。
俺はボーイとして。
それから、キャストとして矢崎さんを
潜入捜査メンバーに任命します。」

爆笑していた烏丸もやっと落ち着いた。

「青山くん…ありがとぉっ!」

矢崎さんがポニーテールをぴょんぴょんさせて、
キラキラした目で俺の手を握って喜んだ。