「...美香の様子がおかしい」


「...。」


「美香の、様子が、おかしい」


「なんで文節に区切ったんだよ」


「ツッコむ所そこ?」




「ね」入れて判別するやつじゃないんだから!なんて私もまあまあ意味不明のツッコミを入れる。

いやでも、でもね。




「それどころじゃないんですよ」


「何がだよ」


「だから!美香の様子がおかしいの!」


「...はぁ、」


「大塚、反応薄すぎない!?一大事だよ!」


「いや、薄いもなにも...」



お前、もうこの話今日で10回以上してんぞ。と、呆れた目を向けられた。解せぬ。



「何十回も話したくなるくらい、心配ってこと!」


「まぁ、確かに最近おかしいよなぁ...」