ケンカするほど仲がいい人達の話。

先輩の言葉に、無意識のうちにぎゅっと唇をきつく結んでいた。

まさか本当にこうなるなんて。



「そんな嫌そうな顔しないでよー、傷つくなぁ」


「嫌そう、じゃなくて嫌なんですよ」



一方的にそう告げて、1階へと降りるエレベーターのボタンを押した。



「...イルカショーの会場で合流しましょう。後20分なので、じきに2人も来るでしょうし」


「はーい」



先輩のゆるい返事を聞きながら、到着したエレベーターに乗る。