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「...あれ?あの2人は?」
海の天使ーークリオネに目を奪われていた私は、先輩の言葉で我に帰った。
「玲弥と一果ちゃん、いないんだけど!?」
「あー...」
慌てふためく先輩に、またか、と心の中で苦笑した。
今回こそは見失わないようにしていたのに、また先に行かれてしまった。しかも2人とも。
「うわーどうしよ、とりあえず電話...あ、美香ちゃんよく一果ちゃんと来てたんだよね。
どこにいるか検討つかない?」
「......さぁ。そこまでは」
「だよねー。て、2人とも電話出ないし!」
「無駄だと思いますよ。
珊瑚礁を前にした一果は誰にも止められないんで」
「.....そっか。
じゃあ、もう2人で回っちゃおっか」


