「まさか、私にそれを着ろと...」
「さ、行くわよ!一果の部屋は2階だったわね」


「ちょ、まって美香!?」



話も聞かずに2階に上がって行った美香を追いかける。

もはや遠慮のえの字もないな。



「はい、一果。これに着替えて」


「うええ...いいじゃん別にこれで。カジュアルコーデってやつだよ」


「カジュアルにも程があるわよ。それ完全に近くのコンビニに行く格好じゃない。

仮にもデートにジーパンとパーカーで行く女子なんていないから」


「いーよどうせ大塚と実里先輩だし...コンビニとそう大差ない...」