ケンカするほど仲がいい人達の話。

相変わらず阿呆らしい会話をしながら、2人で教室に戻る。


美香の隣に行こうとすると、そこには先客がいた。



「あ、阿久津先輩。こんにちは」


「おお、一果ちゃん」



3年生の、阿久津実里(あくつ みのり)先輩。
大塚と同じ部活の先輩で、そこそこ面識がある。


美香を見ると...予想通りげんなりしていた。
さっさと帰れ、そんな目で先輩を睨みつけている。

慣れとは怖いもので、もうなにがあったのか大体予想ができてしまう。



「また美香にちょっかいかけてたんですか...」