ケンカするほど仲がいい人達の話。

「あれー?負け惜しみですかー?」


「ほんと性格悪いな!」



せせら笑う性悪男を睨みつける。



「ていうか、普通は女子に譲るでしょ?もう私6連敗なんですけど!

あんたは英国紳士の爪の垢でも煎じてーーーーーーは?」


思わず突っかかると、大塚が片手でメロンパンを私に差し出した。


何故か頬を少し赤くしている。



「え、なに?」


「...そんなに食いたいなら食えば?」


「...は?」


思わず、目をまるーくして大塚を凝視した。



「っだから、ありがたく分けてやるって言ってんだよ」


「!?」



絶句して、思わず窓の外を見た。