思い返すと、
あなたのことを初めて
知ったのは、
会社の飲み会だった。
先輩に誘われて、
あまり乗り気ではなかったけど
断るのも悪いし、
第一断る理由もないから
素直に先輩の好意を
受け取って行ったまでだ。
あのとき、
本当に行ってよかったと
心から思う。
偶然、あたしの
隣の席にいたのは、
あなただった。
顔は整っていて、
きれいな顔立ち。
振る舞いも落ち着いていて。
初めて見たときから、
きっとあたしはあなたを
好きになり始めていたんだろう。
だって、
こんな気持ちを持つのは
今までなかったことだから。
恋愛下手のあたしは、
恋をすることがよく
分からなかったので、
今なら恋だったと言える。

