ただ1つ願うのは、救って欲しいということ
~1日目~
真夜中。公園の時計はまもなく短い針が2を指すところだ。
季節は、夏。
周りの住宅街の静けさと反比例するように、セミの鳴き声があたりに響き渡っている。
夏特有の、じっとりと汗ばむような暑さが感じられる。
ベンチに座った私は、持ってきた水で錠剤を1つ飲んだ。
睡眠薬。
三日前、病院で処方されたものだった。
危険なものではない。量を守って飲めば、きちんと睡眠をとることの出来る言わば良薬だ。
~1日目~
真夜中。公園の時計はまもなく短い針が2を指すところだ。
季節は、夏。
周りの住宅街の静けさと反比例するように、セミの鳴き声があたりに響き渡っている。
夏特有の、じっとりと汗ばむような暑さが感じられる。
ベンチに座った私は、持ってきた水で錠剤を1つ飲んだ。
睡眠薬。
三日前、病院で処方されたものだった。
危険なものではない。量を守って飲めば、きちんと睡眠をとることの出来る言わば良薬だ。

