忙し過ぎる毎日の中でも、できる時には必ず一緒に食事をしたり、出かけたり、なるべく会話をするようにした。

励まし合うことは、自然に出来てる。

そして…

『綾音、おいで』

悠介君が優しく私を呼んで…

私を包み込んでくれる。

『ずっと一緒だ、俺以外の男は見るな』

相変わらず強引なところもある。

『ヘアメイクで男性も見るよ』

笑いながら言って、ベッドでじゃれ合った。

『ダメだ、俺だけ』

『仕事だもん、見るよ~』

『じゃあ、こうしてやる』

『やだ、やめてよ』

眠って目覚めて、カーテンを開けたら…

ニューヨークの朝はとっても綺麗。

窓から下を見たら、オシャレなニューヨーカー達が行き交っている。

今日も忙しい1日が始まる。

悠介君がいるから、また1日頑張れる。

『悠介君、先に行くよ』