えっ、えっ、えー!!

予想もしてなかった言葉に、私は何を言ったらいいのか、全然わからなかった。

『そんなに驚くこと?』

悠介君が笑って言ったの。

私は、大きくうなづいた。

『俺、今の映画を一生懸命頑張ってる。だから、これはやりきる。でも、俺の役者としてのゴールはまだまだ先だから。アメリカで俺も役者の修行して、そこで大きくなって日本に凱旋!…なんてね、それも良くない?』

おっきな瞳がキラキラしてる。

その目力で言われたら、不思議と納得しそうになる。

『い、いや、ダメダメ!悠介君はまず日本でもっともっと人気が出るから、だから日本で頑張って欲しいの。今、日本を離れたら…』

『俺を信じない?アメリカに行ったら、潰れてしまうとか思ってる?』

自信たっぷりな悠介君の言い方…

いつでも悠介君は、本当に自分をあきらめない…

カッコイイよ…

本当にカッコイイ。