黒い空 星が光ってる 冷たい空の匂いが僕を包む
君がいつか教えてくれた流れ星が流れる 僕みたい
今日の空は泣き虫だなぁ

久しぶりに君が来た。僕を見て少し微笑む。だけどいつもみたいに星座の話はしてくれない。君は僕の知らない誰かに見せる笑顔を僕には見せてくれない。僕は君の顔をその笑顔で満たすことはできない。君は1人で祠にもたれかかって流れ星を見た後帰っていった。
小さな声のさよならを残して。

君と過ごすことで僕が何者か忘れていた。
「さようなら」も「大好きだよ」も、「ありがとう」さえも伝えられないけど、僕も今日ここを出ていくよ。
また素敵な誰かに会えるかなぁ。
気まぐれで自由な暮らし
僕はノラネコ