「この大河ドラマに出てくる文化は素敵だね!豪華で力強い!」

「この頃には豪華な書院造の建物が作られたり、狩野永徳が城の内部の襖などに華やかな絵を描いたり、千利休がわび茶の作法を完成させたりしたんだ」

俺がそう言うと、凪沙が「この頃って、人々の生活も華やかな色彩の衣類が誕生したり、食事も三回になったりしたんでしょ!」と笑いながら言う。

「後は三味線が作られたり、浄瑠璃や歌舞伎が誕生したんだよ」

俺がそう言ったところで、ドラマが終わる。

「ねえみつる!次のも見よう!」

恋雪と凪沙が笑う。

俺は「もちろん!」と言って、リモコンを操作した。