私と彼

恋愛(ピュア)

S.mihan/著
私と彼
作品番号
1548771
最終更新
2019/03/08
総文字数
1,000
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
10
いいね数
0
佐藤奏、この度高校生になりました!
ウキウキと不安を抱えながら初めてのホームルームを聞いている。先生が私たちを和ませるためか面白いことを言い始めた
それに対してみんなが各々喋り出す。でも私の後ろの席の人は正論じみたことを言った。それに対してみんながまた笑う。私は先生にそんなこと言えるの?っと思った。
私が彼に抱いた第一印象はやばい人だった。
実際に喋ってみてもこの印象は消えなかった。席が近いという事もあり次第に自分の意見をハッキリ言える所に私は惹かれていった。告白する気は全然なかったが雰囲気でつい…告白してしまった。
めでたく付き合うことになったのだが、何故か不安がある。ホントに彼が私を好きなのかと、私は告白する前、彼に好きな人はいるかと、聞いた時があった。彼はいないと言った。なのに私と付き合っている。この事が凄い気になっていた。不安はこれから来ているのだろうか。私は照れ隠しだと思うようにしたが、日に日にこの不安は膨らむばかり。彼を疑っている自分が嫌になってきたころ
彼から一通のLINEが届いた。
内容は
『俺のことをどう思っている』
私は心臓がドクンとした。
私は
『どうしたの急に?』
としか返せなかった。
そしたら次は彼から電話がきた。彼はためらいながらそして申し訳なさそうに
一言
『俺たち別れよ』
そう言った。
私はだいたい察しがついていたがあえて理由を聞く。そしたら彼は私が好きと言った言葉に思い込みをしている。私の好きと言う気持ちは嬉しい、そしてそれが凄く伝わった。でも、彼はホントは私のことは好きではないと。私は頷くしか無かった。そしてこの電話で私たちの関係は終わった。
涙も出なかった。
電話を切った後、私は今までの彼の行動、言葉、全てに納得してしまった。今までの不安とか、心のモヤモヤとかが、ストンと治まった。
私はこれで良かったと思っている。彼がそんなふうに思ってたならこの先も私の不安は無くならなかっただろうし、もっと辛かっただろうと思う。
もう彼のことは忘れよう
そんな感じて私と彼の関係が終わってしまった。

そんなこんなで1年という月日がたった。
私たちはめでたく2年生となった。
彼に新しい彼女が出来た。私よりもずっと可愛くモデルみたいな体型。
あぁ羨ましいなぁー。
忘れていたはずの思いが一気に込み上げてきた。涙が止まらなかった。ただ呆然と泣き崩れた。

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