それは偶然起こった奇跡。

中学3年生になり、クラス替えをした。
すると、新しいクラス名簿から俺と同じ名字の人がいたのだ。今までこの人の存在に気づかなかったんだと思いながらクラス教室にはいると、そこに彼女がいた。
一瞬空気が凍りついた。
「え?」
自分でも分からないまま心臓の鼓動がはやくなっていく。
すると、男友達から
「よ!今年はクラス一緒になったな。」
脇山だ。(以後はワッキーに略称)小学校からの幼なじみで中1、2ではクラスは一緒ではなかった。
「そうだね!お前と一緒とか最高じゃん笑」
そう会話が進み、チャイムが鳴り、3年最初の授業が始まる。